外国為替証拠金取引、通称FXでの売買手法いわゆるトレード手法には、大きく分けてシステムトレードと裁量トレードがあります。

FX売買は、投資ですから当然ながら利益が得られる事を目的としています。

しかし、今の経済は、金融緩和政策によってゼロ金利と言われるほど低金利のため、銀行に預けても資産形成の手段とはなりません。

反面、株価は上がり、為替も円安に推移して、投資としての魅力が高まり、FXはこのチャンスを捉える絶好の機会と言えるかもしれません。

とはいえ、FXなどの経験の無い・実績の少ないFX初心者にとって、リスクがあり敷居が高い投資と言えるかもしれません。

 

システムトレードとは?

投資は投資益を得ることですから、今後の為替相場の動向を予想し見極める必要があり、相場を見立ててトレード(売買)しますが、その時に、相場動向を見立てる手法の一つがシステムトレードです。

システムトレードの相場予想の原点は、過去の相場動向を統計分析し、更に各国から発表される各種経済指標などを加味して、今後の動向を予想するのです。

予想をする上で考慮する重要な要素が統計などをシステム的に処理する事から、システムトレードという所以です。

人の感情の浮き沈み等の要素が排除されるため、予想を見極めるシステムのロジックが優れていると、FX初心者であっても、比較的簡単に利益を得る事ができます。

優秀なロジックといっても、相場環境が変わっても、一般に永遠に使える事はありませんし、使う人の資金量などの個人差によって異なるため、自分に合ったロジックを選択する事が重要となります。

厳選FXでは、巷に多く出回っているFX商材の中でも、人気のあるFXシステムを紹介しています。

 

システムトレードの特徴

人の感情の浮き沈みなどでトレードが左右されない。

トレードロジックが相場に合っている時、FX初心者など誰がトレードしても同じ結果が得られる。

永久的に好成績が得られることはないので、都度メンテナンスをする必要がある。

ロジックが一時的なものか、合わなくなったのかを見極める判断力が必要。

システムトレードは、誰でも結果を出せる事が多いので、巷に多くのツールがでています。

システムツールは、自分の利益に直結する事になるので、自分に合ったツールを見つける事が大切です。

 

裁量トレードの特徴

裁量トレードは、自身の経験や知識を元にトレード判断するので、その時の気分に左右されやすい。

継続して結果を出すことが難しい。

経験や知識を習得する必要がある。

相場の急変に対応できる。

 

以上のような特徴があげられ、長期的に好成績を出している、プロトレーダーと呼ばれるトレーダーは、裁量トレードはシステムトレードを補完するような形で運用している場合が多いものです。

裁量トレードのメリットは、このサインは入るべきか、見送るべきか見極める時に裁量の判断がカギとなります。

例えば逆張りのシステムトレードの場合、トレンドが発生し大きな上昇や下落になると大きな損失となります。

トレンドフォロー系のシステムであれば、レンジ相場で損失が拡大します。

しかしシステムトレードである以上、サインには従ってエントリーしなければなりません。

一方、裁量トレードでは下降トレンドであるならば買いサインは見送り売りサインだけエントリー、レンジならトレードを休むといった自由がききます。

このように裁量でフィルターをかけることでパフォーマンスは非常に高くなります。

いずれにしても、裁量の判断を出来る経験と知識を重ねることで、FXトレードでの資産運用は楽しくなる事でしょう。